私は大学生のときにモラハラ彼氏と付き合っていました。
付き合うまではもちろん、付き合ってからも「モラハラ」とは一体何なのか分かっておらず、「デートDV」について必死に検索しては「DV」まではされてないしな…と思っていました。
しかし、身体的な暴力はなくても、日常的に精神的に攻撃を受けていました。
あとになってあのときは「モラハラ」だったんだなと理解しました。
この記事では私が当時モラハラを受けていたときの様子と、モラハラ彼氏と別れて幸せになったその後の様子を紹介します。
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目次
モラハラとは?
モラハラとはモラルハラスメントの略です。
DVは身体的に暴力を振るのに対し、モラハラは身体的に暴力を振るうわけではありません。
言葉や態度によって不安を与えたり、精神的な暴力のことをいいます。
目に見えた被害がないため、周りが気付きにくいというのも特徴です。
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モラハラをする人の特徴
モラハラをする人は周りからは気づかれにくいけれど、特徴があります。
モラハラをする人の特徴を体験談と共に紹介します。
外面がいい
モラハラする人は周りから気づかれないよう必死に取り繕っています。
そのため、周りからの評価は高い人が多いです。
私もモラハラ彼氏と付き合うまではとてもユニークでさっと気遣いのできる頼りになる人に見えていました。
実際に付き合うまでは落ち込んだときにわざわざメールを送って元気が出るようなことなんかを送ってくれていました。
そのたびになんて優しい人なんだろう!!と思っていましたが、それは甘い罠でした。
自分が正しいと思っている
自分が言うことが一番正しいと思っていて、他人のミスや揚げ足を取るようなことを裏で話していました。
自分が正しいと思っているため、私に対しても小さなミスや欠点を揚げ足を取るようにチクチクとせめてきました。
また、難癖をつけてきたりとしました。
こうなってくると反論をしても分かってくれない、怒られると思い、自分が悪くないのに真っ先に謝っていました。
自分が他人より優れていると思っている
モラハラをする人は自分が他の人より優れていてすごい人だと思い込んでいます。
なので、自分の過去の栄光をよく語っていました。
そのため、「さすがだね」「すごいね」と機嫌を取る毎日でした。
しかし、自分が優れていると思っているため、他人に抜かされたりした場合イライラし、相手を批判します。
同情を誘ってくる
自分の家庭環境の問題や過去の辛い体験を話してきて、しばしば同情を誘ってきていました。
そして、他人を加害者のように語り同情を誘ってくることもありました。
この同情を誘ってくるという行動のせいで、「この人は私がいなくないと駄目だ」「私が支えてあげなきゃ」という気持ちにさせてきました。
平気で傷付くをことを口にする
モラハラをする人は平気で傷つくことを口にします。
私がモラハラ彼氏と付き合っていたときは、誕生日に「今まで付き合った中で顔は三番目」なんて言われたりしました。笑
普通は彼女の誕生日にそんなことを言わないですよね。
今思い出してもびっくりします。
可愛い友達の写真を見せたら、「連絡先教えてよ」「紹介してよ」なんてしつこく言われたり、また、元カノと比べて劣っている部分を指摘してきたりしました。
相手が傷つくことが分かっていてわざと言ってきていたんだなと今思えば思います。
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モラハラ彼氏と付き合っていたとき
モラハラ彼氏だった元彼と付き合うまでは、優しく気が利きユーモアのある人だと思っていました。
そんないい人だなと思っていた人から「今付き合っている人から冷たい態度を取られている」「連絡をとっても無視される」など相談をされ、かわいそうだと思い、来たメールひとつひとつに親身に相談にのってあげていました。
そのときは、かわいそうだ!助けてあげたい!!なんて思いでいっぱいでまさかモラハラをする人だとは思いもしませんでした。
その後告白をされ付き合うことになりました。
付き合って二回目か三回目のデートのときにどこにご飯を食べに行くか話していたときに、どこに行こうか迷って、「えー、どうしよう!!」なんて繰り返し悩んでいたら、
「どうしよう、どうしようって言ったって決まんないだろ!」と強い口調で言われ、優しい印象だった元彼から普段より少し強めに言われびっくりしてしまいました。
付き合ってから分かったのですが、少し強めに怒ったり、自分の都合が悪くなると機嫌が悪くなるのが元彼の本当の性格でした。
私に対して怒っていなくても、よく他人を馬鹿にする発言をするため、いつも何か自分の意見をいうときは「自分の考えは間違っているんじゃないか」なんて常にびくびくしながら過ごしていました。
今思うと自分でもびっくりしてしまうのですが、車でかけたい曲、好きなアーティストを言うのもすべてが間違っている気がして自分のことを話すのに抵抗がありました。
また、デートのほとんどは家でした。
元彼は平日休みだったため、自分が欲求不満なときは「授業をさぼれ」と言われたり、避妊をしないことをしつこく強要しようとしてきて、断ると、機嫌を悪くしていました。
そんな彼氏との交際が続いていたため、周りの友人と恋愛の話になっても、「彼氏はいない」と話し、ごまかしていました。
どこかへ遊びに行くようないわゆる一般的なデートはほとんどしたことがなく、
また、幸せだと自慢できることもないので、自分の恋愛を避けるように過ごしていました。
また、他の人に相談しようとも思いませんでした。
自分が劣っているから元彼はこういう態度なんだと思ったり、どれだけひどい態度を取られても別れたら支えてあげられる人がいない。私がいないとダメだと思っていました。
なので、友人からそんな人やめたほうがいいと言われるのも嫌だと感じ、話しませんでした。
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モラハラ彼氏と別れることになった
付き合って1年過ぎた頃でしょうか。当時大学三年生のとき、元彼は3つ上だったので社会人でした。
会社の女性の話題がよく出てきました。その頃から上から目線のひどい態度はエスカレートしていきました。
今まで以上に、言うことを聞かなかったら、キレられ、帰っていかれたり、理不尽なことで怒られたりが続くようになりました。
私の20歳の誕生日には、何故か観葉植物の植え替えを手伝わされ、
夜に居酒屋に行って言われた言葉は「俺はお前と別れてもすぐ彼女はできる」でした。
また、「顔は今まで付き合ってきた中で三番目」なんてことも言われました。
別れてもすぐ彼女はできるという発言はもっと焦った方がいいという意味らしいのですが、何故誕生日にこんなことを言われなきゃいけないのか悲しくなりました。
こんな日々が続いて会うことも少なくなり(というより会ってくれなくなり)
用事があって最後に会った日は元彼の車に乗ってもずっと無言の状態で、お昼を食べにファミレスに行っても走り回る子供たちの様子にイライラして文句を言ってるだけでした。
そんな威圧的な状態な態度の1日の帰宅後、「別れようか」とLINEがきました。
最後に会ってちゃんと話したいと送ったところ、「会う必要ある?」と言われ、約一年半付き合っていた人とあっさり別れを迎えました。
自分の一部を失ったような感覚でしたが、来ないLINEを待ったり、ひどいことを言われて落ち込んだりすることがなくなり、辛いという感情の波がゆっくりと落ち着いていきました。
別れてしばらく経った後に会うことがありました。
愚痴や文句ばかり言っていて何てつまらないんだろうとこのとき初めて感じました。
また、私と別れた後すぐに会社の女性と付き合ったがすぐ別れた。「冷たい人間」と言われたと言っていました。
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モラハラ彼氏と別れてから幸せになった
今は本当に本当に優しくて思いやりのある彼氏と付き合っています。
大好きな彼氏と付き合ってから、今までは憧れだったけど口に出すこともなかった水族館でのデートやテーマパークでのデートも当たり前に連れて行ってくれます。
クリスマスも誕生日も一緒に過ごせて、たくさん旅行に行ったり、二人で楽しく料理をしたり、仕事後に一緒にご飯に行ったり何気ない日々が本当に幸せだと感じます。
そして、何より私の性格を褒めてくれたり、見た目も褒めてくれたり、ずっと自信がなかった私に目からウロコなことをたくさん言ってくれます。
一緒にいる相手次第で恋愛がこんなに幸せを与えてくれるものなんだと実感しました。
今一緒にいてくれる彼が本当に優しくて今が最高だと心のそこから思えます。
元彼に見下されていた日々とは正反対の生活を送っています。
自信がない人の自信をさらに奪って言いなりにする人や、自信がない人に「君は自信をもっていいんだよ」って言って近づいて自分に依存させる人いるよね。自尊心が低いと人の言葉ですぐグラグラするから、自信を持つことは誰の言葉にも惑わされずに自分らしく生きることにつながる。
はあちゅうさんのこのツイートを見てハッと過去のことを思い出しました。
私はいつも自信がなかったため、元彼から「使えない」「つまんない」と言われても、自分でもその通りだと思い込んでいました。
もちろん悲しかったです。辛かったです。
しかし、自分がその通りでつまらない人間なんだと本気で思っていました。
その自信のなさにうまく付け込まれていたのでしょう。
また、元々あった自尊心もどんどん傷付けられていき、自分の意見を言うことが怖くなり、言いなりになっていました。
また、そうなっていくことで元々そこまで自己主張をするタイプではなかったため、何で自分の意見を言えない人間なんだろうと劣等感に苛まれました。
しかし、たった一人の人間につまらない人間なんて言われただけで、「つまらない人間」というレッテルを貼られた気になって、
自分の価値を自分でどんどん下げていたということに後になって気づきました。
しかし、つまらない人間なんて本当にいるのでしょうか。
モラハラ彼氏とうまくやっていこうとするより、誠実で優しい人に出会うことでたくさんの幸せを掴むことができることを実感しました。
努力したところで相手は変わりません。
むしろ、モラハラ彼氏と離れることで最初は喪失感に苛まれましたが、
どんどん幸せを掴むことができました。
本当に悩んでこのページを見ている人こそ、モラハラをする人から離れ、自分の幸せを掴んでください。
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